花綴り

永福町の桜便り 2011②『3分咲き』

昨日の曇り空の寒い一日、動きを止めて固まっていたつぼみ達が、今日は朝から青空と
太陽の陽射しに向かって一気に花を開き始め、午後には3分咲きになりました。
お稽古に来ていた方々が、「朝来た時よりいっぱい咲いてる~」と、見上げながら話しているのを聞いて、心楽しくなりました。

花は、日当たりの良い下の方の若い枝から咲き始めるようです。
色は若枝に付いている花の方が少し大きめでピンク色がやや濃くて、反対に古い枝の花は白っぽい印象です。
また、若い枝の花は、密集して固まりのように咲いてくれるので、一層華やかです。

B‐305 『花開く』

鳥も花の香りに誘われて飛んで来て、花茎にくちばしでイタズラして花ごと落とします。
お願いだから短い命のお花たちを力いっぱい咲かせて上げてと追い払いますが、飽きずに何度も何度も枝を移りながら落としていきます。
数人の小学生くらいの女の子達が、落ちたばかりの花を小さな手いっぱいに拾って帰るのを見て、ちょっと和みました。

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