花綴り

ヒマワリ

夏の代表的な花として3本の指に入ると思われるヒマワリ。
大きなものだと背丈を上回り、それを利用した「ヒマワリの迷路」などもありますね。
背の高いヒマワリだと、お花も大きくて立派ですから、ゴッホの「ひまわり」のように、大きな花瓶にど~んと生けるのが華やかで素敵!
一方で、最近は、花が小さくて花束にして飾ったり、鉢やプランターでチョンと置けるようなサイズのも多種出てきています。
また、色の違うものや八重咲きもあり、ヒマワリの楽しみ方はますます増えていますね。

ヒマワリの花というのは、黄色い花びらに見える部分を「舌状花」、中心の黄褐色の花芯に見える部分が「筒状花」、その全体を合わせて「頭花」と呼びます。
花芯のような筒状花は、最初は寝ていて、時間が経ってくると、だんだんと立ってきます。
立ってくると先っぽに極小の花が咲いてきます。
それが多く咲いてくると、舌状花がパラパラと散り始めます。
ヒマワリは、筒状花が咲いていないものを選ぶと長期間咲き続けてくれると思います。

B-216 『ひまわり』

刺繍する時、筒状花の部分をフレンチナッツステッチで表現するようにしています。
その一つ一つが花だと思うと、繰り返し繰り返しするステッチも、丁寧に楽しみながらできます。
お花(頭花)が出来上がったら、是非、額に入れて、夏を感じて下さいね。

漢字では、「向日葵」と表記されるのが一般的のようです。
「太陽の花」と形容されることもあり、鮮やかな花色が世界中で愛されています。

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