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花綴り 10月

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ヒガンバナ(2010年10月1日)
秋のお彼岸の頃に真っ赤なお花を咲かせる「ヒガンバナ」。今年は少し咲くのが遅くてお彼岸はつぼみの状態でした。
この花は、初秋から花茎がニョキニョキ伸びて来て、てっぺんに複数のお花を咲かせます。
そして、葉っぱはお花が散った後に出て来るのです。それ故に、そこに植わっていることを忘れていると、つぼみが付くまで気が付かないことも多くて、突然 赤い花が出現 という感じを受けます。
意外といろいろなところに咲いていることにも驚かされます。
「ヒガンバナ科ヒガンバナ属」で、球根で殖えて行きます。

 


花綴り

花綴り  

平年より約1週間、遅ればせながら咲き始めました。
桜の木やサルスベリの根元、裏庭の隅の方・・・
うちの庭では、あまり明るくないところに咲いています。
茎がとても鮮やかな黄緑色で、黒っぽい染井吉野の幹をバックに目立つので、今年も咲くのねと気が付きました。
手入れなど全くせずとも、毎年、忘れずに咲いてくれることが嬉しいです。
反り繰り返った6枚の花びらに長〜いしべが印象的。
仲間は、リコリス、ネリネ、アマリリス等があります。
広いところでは、水仙も「ヒガンバナ科」です。

 

秋の彼岸の頃に咲くことから「彼岸花」と
名付けられましたが、とても別名、 呼び名の多い花で、千に近い数の異名があると言われています。
お墓参りと結びついて「ハカバナ」等のような少々残念な呼ばれ方もありますが、花がある時は葉がなくて葉がある時は花がないことから「ハミズハナミズ」が良く知られています。

                B−121 『ひがんばな』

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綺麗なところでは「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」。
これは梵語の「天上に咲く真紅の花」という意味です。群生しているようなイメージで、
美しい響きで素敵ですよね。歌などにも使われていて親しみ深い呼び名です。
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コチョウラン(2010年10月15日)
展覧会の会場に素晴らしい大きなコチョウランの鉢植えを頂きました。
白く気高いコチョウラン。漢字では「胡蝶蘭」。
花の形が、舞うように飛ぶ蝶に似ていることから名付けられた和名です。
「ファレノプシス」という名前でも親しまれていますが、これは「蛾に似ている」という意味です。
英名は「モス・オーキッド」で、やはり蝶ではなく蛾(モス)に例えています。
私は、和名の美しい蝶に例えている方が断然好きです。優美で素敵な響きで、日本人の美に対して敬意を表する感性の表れと思います。

 


花綴り
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いろいろな色の胡蝶蘭がありますが、
白は清純なイメージで、特に人気があるようです。
ウェディングでも良く使われますし、贈り物としても喜ばれます。
シンガポールのナショナル・オーキッド・ガーデンに訪れた時に出会った白い胡蝶蘭を黒地に刺繍してみました。芯の部分にピンクが入ることで、華やかな印象になりました。
小さめの作品ですが、刺繍をしてプレゼントになさる方がとても多い自慢の図案です。

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リンドウ(2010年10月22日)
花綴り

 


秋を代表する花の一つにリンドウがあります。
花期は長くて他の秋草が枯れる頃になっても鮮やかな青紫の花を咲かせているリンドウは、
清少納言の枕草子や紫式部の源氏物語、古今和歌集などの古典にも出てくるお馴染みの花ですね。

リンドウは、「竜胆(りゅうたん)」と書きます。根っこを乾燥させて生薬にしますが、熊の胆(熊胆=ゆうたん)よりも苦いという意味から、熊よりも力強い竜の字が当てられました。

お薬として使われるようになった話の一つとして、役行者(えんのぎょうじゃ)小角(おづぬ)のお話が日光二荒神社の二荒縁起にあります。日光の山を歩いていたらウサギが現れて、リンドウの草を雪の中から掘り出していました。小角は、その草の根を掘り持ち帰って病人に飲ませたところ、優れた効き目がありました。以来、二荒神がウサギになって教えた薬草りんどうは「霊草」となったという話です。

 
花綴り
 

リンドウの入った図案はいろいろありますが、
まずはこの一輪。
花は、陽を受けて開いて雨や夜は閉じますが、
これは花の形が釣鐘を上向きにした形なので、
花の中に雨や露が入って傷まないためです。
これは、陽をいっぱいに浴びている時ですね。

 B−123 『りんどう』

 

花綴り

 

こちらの図案は、リンドウに、すすき、吾亦紅、
ふしぐろせんのう等が入っていて、
日本の秋を感じさせると評判の図案です。
大きな作品にもかかわらず、
多くの方が刺繍していらっしゃいますし、
ファンの多い作品です。

鉢植えも可愛いし、切花としても素敵です。
ピンクや白もありますし、アレンジによって、
しっとりした日本風花束にもゴージャスな
洋風のブーケにも変身する魅力ある花だと
思います。
                 N−29 『夏草 U』

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アザミ(2010年10月29日)

今週頂いたお花は、アザミと白いリンドウで、
葉の濃いグリーンが紅白を引き立ててくれる
素敵な花束です。

アザミは、一輪に見える花のところが頭花で、花びらのような細長い筒状の花の集合体です。

葉っぱは、深い切れ込みのある特徴的なもので、トゲトゲしていて、手入れの時にちょっと痛いですが、花瓶の水をグングン吸って元気に咲いてくれています。
水の吸い上げが悪くなった2本も、茎全体を水に浸しておいたら再び真っ直ぐピンと伸びてくれました。

 


花綴り

花綴り
 

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この図案は、「野の花 Wild Flowers(英語版)」に掲載されている作品で、国内外を問わず人気があります。
あざみは300種ほどあり、日本には80種以上あると言われていて、馴染み深い花なのです。
白い部分は、フレンチナッツステッチで、花が咲いているのを表現しています。

B−119 『のはらあざみ』
 

こちらの作品は、
「コルティナ・ダンペッソにて」という
16枚シリーズの中の1枚で、
刺繍画集「花の旅T」に掲載されています。
紫がかった赤い花は、
初夏から晩秋まで長く咲きます。

漢字では「薊」で、キク科アザミ属。


                 

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キンモクセイ (2011年10月5日)
    東側の生垣のキンモクセイが一斉に咲き出して道行く人に香りを届けています。
  花綴り  
夕方いつもわいわいがやがや話しながら帰る子供たちが、「あ、いい匂い」と口々に言って
立ち止まり「これは何の花?」と聞いてきました。「キンモクセイって言うのよ」と教えると、
次の日は「キンモクセイっていい匂いね〜」と話しかけてきました。
それからの数日、立ち止まっては観察しているようで、よく陽の当たる上方の花から咲くので、
初めは見上げていましたが、子供の視線の高さのつぼみも開いてきて、
真近で見ることができて嬉しそう。
女の子達が枝をそっと引っ張って花の匂いを楽しんでいるのが微笑ましいです。
  花綴り
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漢字では「金木犀」で、このオレンジ系木犀
(モクセイ)を「丹桂」ともいい、その香りとともに
日本で最も知られている木犀です。
木犀は他に、白い「銀木犀(ギンモクセイ)」、
淡い黄色の「薄黄木犀(ウスギモクセイ)」があり、
それぞれ「銀桂」「金桂」といいます。

普段は、生垣としてしか見ていないけれど、
オレンジ色の小さな小さな花が群れて咲いて
香りでアピールし始めると急に愛しくなります。
そして、つぼみが開くに連れて強くなるこの香りのプレゼントから、本格的な秋の到来を思います。

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シコンノボタン (2011年10月13日)
  花綴り  

夏の終りから冬まで次々に花を咲かせる
シコンノボタン。漢字では「紫紺野牡丹」。
紫紺の牡丹(シコン・ノ・ボタン)ではなく、
紫紺野牡丹(シコン・ノボタン)。
発音を間違えると紫紺色の牡丹と
なってしまうので、お話しする時は
気をつけています。

 

ブラジル原産の花で、しべが長くてクネクネ
している様子が蜘蛛の足のようだということで
「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」。
ビロードのような鮮やかな青紫の花は、
1日花ですが、比較的丈夫で花つきもよく、
次々に大輪を咲かせて、花の少ない秋から
冬の庭を彩ってくれます。


  花綴り
 

花綴り

 

この図案は、ある刺繍雑誌の表紙を飾った
6種類の花の一つです。
他に比べて地味に見えるのではないかと
思っていましたが、その反響は大きくて、
驚くとともにとても嬉しく思った作品です。
秋は、実のものや落葉をテーマにすることが
多いからか、花を飾りたいという方々の希望に
ピタッとはまったようでした。

男性ファンの多い、洋間にも和室にも
飾りやすい作品です。

J−26 『のぼたん』

 
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薄紫の花 @ 〜ギボウシ〜 (2011年10月22日)
  花綴り  

キボウシはアジア原産で、夕方につぼんでしまう一日花です。
ユリ科の植物で、少し湿り気のあるようなところでグングン育ち、可愛い筒状の薄紫の花を咲かせます。
結構いろいろなところに植えられているのですが、花が目立たないのか見過ごされることが多いようです。

 

つぼみが、手すりや橋の欄干などの柱の頭に付けられる頂のとがったねぎの花のような飾り、擬宝珠(ぎぼし・ぎぼうしゅ)に似ていることから、命名されました。
イギリスでは、いろいろな形や色があるという理由で、花よりも葉っぱの方が人気でガーデニングによく使われます。

  花綴り

 

花綴り

 

この作品は、第1カリキュラムで
35年以上使っている図案で、
これを制作する頃には
かなり上達しているので
楽しく刺繍できるようです。
残念ながら、ここでもギボウシが主役・・・
というわけではありませんね。

今度、ギボウシがメインの図案を
描いてみましょうか。

I−6 『霧ヶ峰 V』

 
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薄紫の花 A 〜ハナトラノオ〜 (2011年10月29日)
  花綴り   ハナトラノオは、シソ科の植物で、
花穂を虎の尻尾に見立てて名付けられ、
花虎ノ尾と書きます。
別名は、茎が四角いから、
カクトラノオ(角虎ノ尾)。
寒さにも強い丈夫な花なので、
一度植えると根が張り増えていくので、
広い場所に群生させると映えます。

花綴り
 

花綴り

 

この作品は、デフォルメした図案で、
少ないステッチで出来ますので、
初心者の方にもオススメです。
親しみやすいヒャクニチソウとハナトラノオ。
白い額に入れて飾れば、
小さいのに華やかで明るい作品です。


G−9 『百日草』

 
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