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花綴り 9月

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ダリア(2010年9月3日)
花綴り

折々に頂戴する花束。
今回は、とてもゴージャスな大輪のダリアと
クルクマの組み合わせです。
ダリアの名前をお聞きするのを忘れましたが、
花が黒っぽい赤のベルベットのような質感で
12cmくらいの大きなものなので、
おそらく「黒蝶」ではないかと思います。
うっとり眺めてしまいました。

子供の頃、夏の花壇には必ずダリアが植えられていたけれど、
最近はあまり見かけないような気がします。
でもそれは、ダリアの品種がとても多くて、
ダリアと認識していないからかもしれません。
ダリアは夏のイメージでしたが、昨年の秋に、
紅葉を見るために植物園に行ったら、ダリアが満開でした。
なぜ???と思ったら、ダリアはキク科ダリア属なので、
秋まで咲き続けているようなのです。
日本に入ってきたのは江戸時代で、
インド経由で入ってきたらしく、「天竺牡丹」と呼ばれていました。

 B−218 『ダリア』 

 

花綴り

花綴り  

ダリアは、一目ではダリアとわからない、
いろいろな形の種類があります。
ポンポン咲き(ボール咲き)、デコラ咲き、
アネモネ咲き、カクタス咲き、オーキッド咲き、
スイレン咲き、シングル咲き、ピオニー咲き、
コラレット咲き・・・
本当に楽しみの多い花だということがわかります。
小さなものから大きな花まで、 組み合わせてみたら、
素晴らしく元気になる花束ができます。
これは1982年に描かれたものですが、
ビタミンカラーの花束は、今も絶大なる人気で、
夏から秋を飾ってくれる自慢の図案です。

B−654 『ダリア』

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トルコキキョウ(2010年9月10日)
 トルコキキョウとリンドウの花束を頂戴しました。
すっきりした組み合わせで、しかも花持ちが良くて、一陣の涼風を届けてくれるようです。
トルコキキョウは、トルコギキョウと濁点がつくのが正式(?)かもしれませんが、
個人的には濁らないのが好きなので、ここではトルコキキョウとさせて頂きますね。
  花綴り

 

  この花は、キキョウと付いていますが、リンドウの仲間です。
和名「トルコ桔梗」の由来は、花の印象がキキョウに似ているからで、
トルコについては、花形がトルコ人のターバンのようだとか、
紫がかった青がトルコ石や地中海を連想させるからとか諸説あり、ハッキリしないようです。

一重咲き、八重咲き、半八重咲きがあって、色は紫、白、ピンクの単色や、
白に縁取りの入った覆輪ものがあり、ファンの多い花だと思います。
つぼみは捻ったような形で、それが開いていくと、
つぼみから想像するよりもずっと大きな花が咲きます。

 

図案の大きさや構図、
花の組み合わせ、
布地の色や刺し方によって、
いろいろなパターンが考えられて、
楽しんで刺繍することができます。
この作品は、輪郭をしっかり取って、
花弁の内側はサラッと刺すことで
花びらのひだの柔らかさを
表現しています。


      B−906 『トルコききょう』
花綴り
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コリウス(2010年9月17日)
葉の色が鮮やかで、長い期間花壇を華やかに
彩ってくれるコリウス。
「コリウス(コレウス)」とは、ギリシャ語で「鞘」のことで、花つきやオシベの形が刀の鞘に似ているから、
この名前になったとされています。
シソ科の植物で、和名は、「錦紫蘇」
又は「金襴紫蘇」と言います。
お花は小さくて、シソ科特有の穂状花序で、
可愛らしいのですが、花としては目立たないので、
やはり目を引くのは葉っぱですね。

 


花綴り

葉の大きなものから小さなものまで、種類も多く、観賞用として親しまれています。
単色に近いものもありますが、やはりインパクトのあるのは色が赤と緑が混ざったものや
強い黄色やピンクの入ったような、大胆カラーの組み合わせのものですね。
日当たりが良い場所に植えると花が良く咲きますが、半日陰で育てる方が、
葉の色が美しく保てるそうです。
花綴り   花綴り
  この作品は、庭に植えられていたコリウスをモデルにした作品です。たくさん植えられていて、夏から秋にかけて色あでやかに楽しませてくれました。
長く植えられている間に、葉の色を少しずつ変化させてくれるので、同じ株なのに違うもののような印象を受けることもあって、興味深い葉っぱたちです。
 
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モミジアオイ(2010年9月24日)
花綴り

 


夏から秋にかけて紅い花を咲かせるモミジアオイ。
フヨウやムクゲと同じアオイ科フヨウ属で、
やはり一日花です。
こちらも次々に咲いてくれるので、花が変わっても
ずっと咲いてくれている印象になりますね。
モミジアオイの名前の由来は、花が紅葉のような
赤色で、葉が掌状に大きく分かれている様子から
名付けられました。
別名は、紅蜀葵(こうしょっき)と言います。
私はこの呼び方の方を使います。
花弁の根元は細くなっていて、花びら同士がくっつくことはありません。
花柱は、真っ直ぐ長く伸びていて、先の方(花柱の中央より上部)に花粉袋が付いています。
この形は、同じアオイ科のハイビスカスとそっくりですね。
咲いている姿は堂々と風格があり、特徴的な赤の色とその見栄えで、
絵の題材にも広く好まれています。

  花綴り  

左の作品は、1990年に木の花ばかりを集めて描いた「花盛り・木の花」と呼んでいるシリーズの1点です。
夏の強い陽射しの中で咲いている姿をとても美しく表現できている図案だと思います。
N−53 『紅蜀葵』

 
      花綴り    
     
 

右の作品は、1978年に描かれて以来ずっと親しまれている、白い百日紅、紅蜀葵、紫紺野牡丹を組み合わせた初秋の図案です。掛け軸のように縦長いこの絵柄は、日本的な作品と感じられるのか、
外国の方にもファンが多いのが嬉しいです。
                      N−2 『9月』

   
  紅蜀葵だけの図案は夏を感じさせ、紫紺野牡丹が入ると秋の景色になるところが不思議です。
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サルビア (2011年9月6日)
 

夏から秋に鮮やかな緋色で楽しませてくれるサルビア。シソ科で次から次と長く咲くので花壇に最適です。学校の花壇にも多く用いられ、子供の頃から身近な花の一つと思います。

 

花綴り

  花全体は、茎の先が穂となったもので、筒状の萼から長い花筒を持つ唇花が出ています。
花の中から小さな花が出ているように見えますね。
 
  花綴り
 B−221 『サルビア』
   小学4年生の時、この唇花を引き抜いて
根元の蜜をなめると美味しいというのが広まって、
友人3人と、庭のサルビアの唇花を全部抜いて
蜜を吸ってしまったことがありました。
 
     いつもニコニコ顔の祖父が
「かわいそうなことをして」と
悲しい顔をしていたので、
叱られるよりずっと心に重く
残っています。
花綴り  
  先日、一緒に蜜を吸った友人の一人と出会って立ち話をしている横にサルビアが咲いていて、この話になり、サルビアは私達にとってチョッピリ苦いエピソードになっていることがわかりました。  


緋色、赤が最もポピュラーかもしれませんが、紫もピンクも白も素敵です。
紫がたくさん植わっていると、どっしりと落ち着いた感じがします。
この作品は、赤と紫の組み合わせで、写真で見るよりも明るく迫力ある作品です。
  花綴り   一つの種類の花を刺していると飽きるのではないかと聞かれることがありますが、同じように見えて、一つ一つ違う表情を持っているので、飽きることなど全くなく、刺し方でこんなにも違う印象になるのかと、感動することさえあります。
夏から秋へと長く飾れる作品です。
どうぞお試しあれ。

M−20 『花壇 サルビア』
 
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ツユクサ (2011年9月18日)
 

7月くらいから秋にかけて、独特の青い花びらを見せてくれるツユクサ。
漢字では「露草」と書きます。

  花綴り
  花綴り  

早朝に咲いて昼にはしぼむ命の短さは
露のよう・・・ということで、露草。
他に、色に由来して「アオバナ」、
丸い苞の形を帽子や蛍に見立てて
「ボウシバナ」とか「蛍草(ホタルグサ)」、
古くは「ツキクサ」とも呼ばれていて、
万葉集などでは「月草(ツキクサ)」として
詠まれています。



小さくて目立たなさそうな野の花ですが、この目の覚めるような青色ゆえに目を引きます。
わかりやすい野の花、身近な野の花としてお好きな方も多く、教室でも安定した人気です。
他の花と組み合わさっている図案なども幾つかありますが、
個人的には露草の図案はこれが一番のお勧めです。
  花綴り   まとまって咲いているのが、一つ一つの花は短命なのに、次々に咲くことでその存在を示しているこの花の特徴が出ている気がするからです。
地の色に淡いグレーを使っていますが、若草色やベージュ色の布地でも、花が引き立ち清清しい感じがします。

花の形も特徴的ですし、青い花は少ないので、お手元に飾ってみませんか?

B−112 ゆ 『つゆくさ』
 
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トレニア (2011年9月26日)
 

花綴り

 

この花の名前を知ったのは、
図案になってからでした。
1987年文化出版局から刊行された
「続花刺繍3 秋冬の花」に掲載された
「庭の秋」の中に、コスモスと鶏頭と
この花が入っていて、そういえば、
毎年、庭の一部に紫色の小さな花が
咲いていたと気が付きました。

1年草ですが、毎年こぼれ種で咲いていくし、暑さにも非常に強い花です。
ですから、特段、植えたり手入れをした記憶がなくても咲き続けてくれました。
花付きの良い年は、こんもりとした緑の中の紫が、
小さいけれど私達も頑張って咲いていますよとアピールしているようでした。
 

珍しい花形をしていて、紅色や黄色もありますが、濃い紫と淡い紫、紫に白の組み合わせのものが最もポピュラーと思います。
葉っぱは先のとがった卵型、
丸っこくて愛らしいです。

 

花綴り


この作品に添えられた文章は、 「けいとうが急に目立ち始め、あちこちにトレニアが
丸っこい紫花を開く。コスモスは茎が不恰好に育って、少しかさ高い感じ。
  庭のこの組み合わせを見ると、とうとう秋が来たと思ったものだった。毎年勝手に位置取りが変わって面白かったたくましい一年草たち。最近東京では、ひとり生えの草花の多いこんな庭が、だんだん少なくなってしまっている。」


         B−1001 『庭の秋』
  花綴り  

  花綴り   2年後に描かれたこちらの作品は、
まさしく思い出の庭そのもの。
秋になると飾りたくなります。
でも本当は、こんなにお行儀良く
並んでいなかったかも?


M−16 『葉げいとうとトレニア』

花の色が似ていることからナツスミレという別名を持ち、和名は「花瓜草(ハナウリグサ)」といいます。

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