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花綴り 8月

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オニユリ(2010年8月6日)

夏の庭にオニユリが咲いていました。
最初に植えた時は1本だったのに、
年々増えて、
ぎっしり茂った大きな青桐の葉の下で、
たくさんの花を咲かせてくれました。
隣に向日葵が咲くと、
我が家の庭は夏本番!
という感じでした。


花綴り

花綴り

 

10年前、家の増築に合わせて庭の草木の整理することになった時、株分けして
友人達に持ち帰って頂きました。
「大事にするね」と言って下さったとおり、訪問した東久留米市のお宅で、
今年も元気に咲いてくれていました。
「永福町から来た鬼百合が丁度咲いていますよ」と教えて下さったので、カメラを持ってお庭にもお邪魔して撮影しました。
「久し振り! 元気にしているねっ! 
大事にされているのね!」と 心の中で
声をかけたら、風で大きく揺れて…
まるで「そうです! まだまだ元気に咲き続けます」と応えてくれているようでした。
素敵な訪問と再会でした。

『オニユリ』は、下向き加減に咲いて花弁が強く反り返る形の『カノコユリ』の仲間です。
花色はオレンジで、黒っぽい紫色の斑点が特徴。葉の付け根にムカゴ(植物の芽)を付けて、
それが落ちて種の役割をして、増えていきます。
日本全土に広く見られ、根っこはやや甘味があって食用として栽培されてきたようです。
別名は「テンガイユリ」。英語では「Tiger lily(タイガー・リリー)」。
イギリスの作家ルイス・キャロルLewis Carrollの 「鏡の国のアリスThrough the Looking-Glass,and What Alice Found There(不思議の国のアリスの続編)」第2章『生きた花のお庭 The Garden of Live Flowers』に、言葉を話す強くてチョッピリ意地悪な花として登場します。

夏の花は、みんな色が濃くて、青空が似合う元気色ですね。

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サルスベリ(2010年8月13日)

家の南側に紅い「サルスベリ」があります。
2階の窓の高さまで伸びて、
今年も窓いっぱいにつぼみを付けました。
とても花色が濃いので、気に入っています。
ご近所のサルスベリは、ピンクのも白いのも、
7月中旬から咲いているのに、
この木は咲き始めが遅くて、
8月に入ってから徐々に咲き始め、 10日を過ぎて、
やっと、てっぺんが開き始めました。
秋の手入れの時期によって
咲き始めの時期が違うのかも、とも思いますが、
毎年この木は他より遅れて咲きます。
青い空に美しい紅色が映えています。


花綴り

花綴り

 

サルスベリを漢字で書くと「百日紅(ひゃくじつこう)」で、
百日(長い間)紅い花を咲かせるということで
付けられました。
また、猿が登りにくいほど木肌がツルツルしているから
「サルスベリ」。 
・・・実際は、お猿さんは問題なく登れるとか。

サルスベリの花は、固まりで咲いているので
遠くからはわかりませんが、
一つ一つは非常に面白い形で、
ハート型に似た花びらは、ちりめん状の皺があり、
花の中心から長いしべが出ています。


植木刺繍では、このちりめん状の皺(花びら)を刺繍で表現するのに、
サーフィス(ブレイド)ステッチを使用しています。
布地の色を青いものにすると、夏の青空に咲くサルスベリの感じが出ていると思いませんか? 
私の夏のお気に入り図案です。
花綴り
J-25 『さるすべり』   
  花綴り
B-320 『さるすべり』
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コヒルガオ(2010年8月20日)

朝早くから開花して午後早く萎むのが「アサガオ」、夕方から咲く「ヨルガオ(ユウガオ)」、そして間の時間帯、夏の暑い日中に咲くのが「ヒルガオ」・・・そんな風に区別がされているのだろうと思っていました。
「アサガオ」は、ヒルガオ科アサガオ属の一年草で種ができます。
「ヨルガオ(ユウガオ)」は、ヒルガオ科ヨルガオ属の多年草で種ができます。
「ヒルガオ」は、ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草で種はできず、地下茎で増えます。
「朝・夕」に対して「昼」と名付けられたのかもしれませんが、実は、全部「ヒルガオ科」なんですね。ちょっと驚きました。


花綴り

花綴り

 

「ヒルガオ」の中で小振りなのが「コヒルガオ」なのだろうという、大まかな覚え方をしていました。
「ヒルガオ」と「コヒルガオ」の違いは、3つあります。
まずは、何と言っても大きさです。でもこれは実際に比べてみないとわかりにくいですよね。
次は、葉の形です。どちらも三角状の細長い葉っぱですが、コヒルガオの方が葉先や切れ込みがシャープな感じです。ロケットの様な形をしています。
3つ目は、花柄(花茎)、つまり、がくの直ぐ下の花茎がツルッとしているのが「ヒルガオ」で、
そこに縮れた小さな翼のような突起があるものが
「コヒルガオ」です。


実際に、良く目にするのは、たいてい「コヒルガオ」で、
地下茎で繁殖していくので、群生していることが多いのです。
淡いピンクの花が、炎天下で生き生きと咲いているのが、健気で可愛い気がします。
 花綴り
B‐907 『こひるがお』
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ノウゼンカズラ(2010年8月27日)
この花は、厳しい夏の暑さをものともせずに(?)
ツルを塀やフェンス、他の木々などに
張り付けながら、どんどん伸ばしていきます。
かなり大きな木に成長します。
オレンジ系ピンクのロウト形の花が、
垂れ下がりながら咲いている様子が、
南国の花のようで、夏らしさを感じます。

花綴り
花綴り

花綴り
N-39 『のうぜんかずら』

 

ギリシャ神話では、マツ(男性)が、
地にツルを這わせ伸ばしながら咲いている
美しいノウゼンカズラ(女性)に恋をしてプロポーズ。
彼女は、背の高いマツを素敵に思って快諾し、
上に伸ばしていくようになります。
そのうち、他の背の高い木々に心惹かれてか(?)
ツルを絡み付けていくようになり、
マツを裏切って悲しませる
浮気性な花として描かれています。

漢字では、「凌霄花」と書きます。「霄」は空のこと。
「霄(そら)を凌ぐようにツルを伸ばして咲いていく花」
で「凌霄花」なのです。
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属。

私は、ノウゼンカズラを思い浮かべる時、
まるでセットのように、
強い太陽の陽射しと青い空を感じ、
そして、セミの声が聞こえてきます。

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ラベンダー (2011年8月14日)
 

花綴り

 

心が落ち着くラベンダーの香り。
地中海沿岸が原産のハーブの一種で、
シソ科の植物です。
語源は、ラテン語のlavareから来る属名lavanduraで、
洗うという意味です。

  ラベンダーの香りは、鎮静作用、防虫、殺菌効果があるということで、いろいろなものに使われています。
アロマテラピーや化粧品、香料、オイル、芳香剤など、見渡せばたくさんのものに使われている身近な存在で、なくてはならない香りの一つといえますね。
語源で洗うという意味があるからかどうかは定かではありませんが、最も早い時期に使われたのが入浴剤と香水だったとか。
 

花綴り

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ラベンダーの2つの小作品、これがプレゼントに使いやすい優れものです。

どちらもリボンが付いていて可愛らしく、小さい方はスタンド付きで置いても壁にかけても気軽に使え、大きい方は細長くすっきり飾れるので少しグレードアップした感じです。

Q−64 『ラベンダーのブーケ』
 

 

私がこの作品たちを差し上げる時は、ラベンダーのポプリやオイルを額の裏に付けておいて、作品の箱を開けるとふわっと香るようにしています。
快眠に誘う効果や心が落ち着く要素もあるそうなので、ベットルームや鏡台、洗面所などに飾って頂けますようにと書き添えます。
刺繍の花なのに香りが感じられて嬉しいと、皆様、本当に喜んで下さいます。

            J−32 『ラベンダー二輪』

 

花綴り

 

        以前に住んでいたイギリスでも好まれていて、自分でポプリを作るからと
友人達の庭にも必ず植えられていました。
花綴り
P−36 『ストレフォード・ハウス』

 

花綴り

 

ラベンダーの紫をアクセントにした庭の花をまとめた小振りのブーケ。ゲストルームに飾られたこの花束のことを「心に飛び込んでくるようで嬉しかった」と植木良枝 花の刺繍画集「花の旅T」に書いています。


P−35 『ジュリアンのおもてなし』

 
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夏の木々 (2011年8月21日)
         夏は色の濃い花々と、びっしり葉をつけた木々に囲まれます。
濃いグリーンの木々が木陰を提供してくれて、その下に入ると
さわさわと葉が揺れる音と風で涼しく感じ、一息つけますね。
花綴り
 

お部屋にもその感じを持ち込みたいと生まれた木々や葉っぱをモティーフとした作品があります。
その中でも人気の高いのが「ベロニカの木」と「オックスフォードの木」。そして、「セントラル・パークの青葉」シリーズ。

 

花綴り

    「ベロニカの木」の「ベロニカ」は木の種類ではなくて、イギリス人の友人の名前です。
この図案のモデルは、そのベロニカさんの住まいの前にある公園の大きな楓です。
木全体は太い撚りのかかった5番糸でざっくりと刺して風が通る雰囲気を表現します。
前のモティーフは、25番糸でしっかり存在感を出すように刺繍することで、
メリハリのある力強い作品が出来上がります。
作品から風や葉のさわさわした音が感じられたら大成功です。
花綴り
                               P−40 『ベロニカの木』

  「オックスフォードの木」は、いろいろな糸を使用している珍しい作品です。
25番糸だけでなく、撚りの強い5番糸と一段と太い3番糸、刺繍用モヘア糸、マタルボン糸を使い、それぞれの糸の特性を利用して表現します。
中央手前のブッシュのグルングルンした感じが大好きな作品です。

 

花綴り       B−911 『オックスフォードの木』

 
 

花綴り

 

「セントラル・パークの青葉」シリーズからは、
この1点。トゲトゲした特徴ある葉の形が気に入っています。時にはお花がない図案も新鮮で良いと思っています。


J−38 『セントラル・パークの青葉 W』

 
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サンタンカ (2011年8月31日)
 

赤い小振りなアジサイかしらと間違いそうな「サンタンカ」、漢字は「山丹花」と書きます。
和名は「イクソラ」といい、こちらで親しんでいる方も多いかもしれません。
中国からマレーシアが原産のエキゾチックな花ですが、日本には江戸中期、琉球を通して入ってきたと言われています。当時は、三段花(サンダンカ)と呼ばれていました。

 

花綴り

筒状の小さな花が集まって半円状に咲くサンタンカ。
シバ神にこのお花を供えたことから、サンスクリット語のシバ神の意味を
ポルトガル語に訳してサンタンカとなりました。
  花綴り   花綴り  

この作品は、シンガポールでのスケッチから生まれたもので、ブーゲンビリアとペアで描かれました。
  花綴り   個人的にはまだあまり馴染みのなかった頃にこの図案を見て、花色が強くて、葉っぱもしっかりしていて、オレンジがかった赤が印象的、熱帯の花らしいなぁと思いました。
最近は、花屋さんで見かけることも多くなり、身近な花に変わりつつあります。

青空の似合う元気な花に仕上げて下さいね。

J−62 『サンタンカ』
 
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