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花綴り 6月

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どくだみ (2010年6月4日)

花綴り

どくだみというと、どうしても独特のにおいが気になってしまいますね。
薬草として使われるからか、このにおいを苦手とする方も多いようです。
自宅の庭に、垣根の根元に、片っ端から抜いても抜いても生えてくるどくだみ。
本当に力強い植物なのだと思います。抜く時は、やはりゴムの手袋は必需品。
うっかり素手で触ると、一日中そのにおいと供に過ごすことになります。

身近にありながら、飾ることのないこの花を、刺繍してみたらどうだろうか?
1987年に発刊された「夏の花」という本に掲載したところ、思いがけず大反響を頂きました。

におい故に敬遠されていたこの白い花が、とても可愛いと証明(?)された訳ですね。
刺繍のどくだみは香りがありませんので、どこにでも飾れますね。

花綴り
B-903 どくだみ
花綴り
Q-16 どくだみ
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しゃくやく (2010年6月11日)

しゃくやくの花束を頂いた時、とても硬そうなつぼみでした。
花瓶に生けると、一晩で驚くほど水が減っていました。
これなら元気に咲いてくれそう・・・

花綴り
期待通りに、次の日に一輪、その次の日には朝から次々に開いてきました。
なんてゴージャスなんでしょう! そして、甘い香りがまた楽しませてくれます。



「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
しゃくやくは花茎が真っ直ぐに伸びるので、
すっきりした立ち姿で美しい女性の形容に使われ、
日本で古来より親しまれています。

つぼみは、徐々に外側から開いていって、
大きく開いた後、
中央の花弁が盛り上がったように伸びてきて、
更に大きく誇らしげに咲きます。
根っこは、生薬としても使われます。


B-816 『しゃくやく』

花綴り
《おまけ》
タイトルとは違うのですが、左下は4月に撮影した庭の梅の実。
そして右下は同じ木の実を本日撮影したもの。
今年はたくさんの実がなっているので、梅雨に入る前に収穫しなくては・・・です。
花綴り 花綴り
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菖蒲 (2010年6月18日)

10年前に植木やさんが菖蒲を
庭から大きな鉢に植え替えてくれて、
根元をしっかりとコケで被ってくれたおかげで、
ほとんど手入れをしたことがないのにもかかわらず、
毎年、元気に葉が出て来ます。
今年は花を付けました。
良く見ると、他にもつぼみがついていて嬉しくなりました。

花綴り

菖蒲と書くと日本的に、アイリスと書くと西洋的に思いますが、
アヤメ科アヤメ属の総称が「アイリス」だそうです。
「アヤメ」「ハナショウブ」「カキツバタ」「ジャーマンアイリス」・・・お好きな方が多いと思います。
花弁の網目模様を「あやめ」と呼んだことから称されるようになったと言われています。
カキツバタは、この花の汁を衣に塗りつけて染めていたので
「カキツケバナ」と呼ばれていたのが「カキツバタ」に変化したらしいです。

花綴り
季節のギャラリー より
『姫菖蒲(ひめあやめ)』(部分)
花綴り
完成額作品 より
『あやめ』

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ミニ額キット より
『かきつばた』


「いずれ 菖蒲(あやめ)か 杜若(かきつばた)」似ていて本当にわかりにくいですね。
見分ける方法は・・・
水の中に咲いていて、花弁が細い棒状のが「ショウブ」(「ショウブ」はなぜかサトイモ科!)
(以下はみんなアヤメ科アヤメ属。)
水の中に咲いていて、花弁の根元にV字の模様がハッキリしているのが「カキツバタ」
水に近い陸地に生えていて、花弁の根元にV字があるものが「ハナショウブ」
水捌けの良い陸地に生えて網目模様があるのが「アヤメ」
陸地に生えて花弁の根元にヒゲがあって葉っぱが幅広くて厚いのが「ジャーマンアイリス」

個人的には、違いがはっきりわからなくても、
5月から6月にかけて紫色の花々が咲き誇るのが大好きです。

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紫陽花 (2010年6月25日)

梅雨の頃に咲いて楽しませてくれる紫陽花。
咲き始めると、こんなに多くの場所に植えられていたのね・・・と驚くほど、
いろいろな所で目を引きます。雨に濡れていても、晴れ間でも美しく咲いていますね。
手まり型のものの総称が「紫陽花」で、
それ以外のものが「ガクアジサイ(ヤマアジサイ)」と区別されることが多いようです。

   土壌が酸性だと青味が強くなり、
アルカリ性だと赤味が強くなると
言われていますが、
もともとの色に因るとか、
肥料などでも左右される
という説もあります。
その色の変化から、七変化と呼ばれ、
花言葉が「移り気」とか
「心変わり」とか付けられて、
ちょっとかわいそう。

花綴り
紫陽花の花、花びらと考えがちな4弁の部分はガクで、装飾花(中性花)というものです。
手まり型の紫陽花は、全部が装飾花(中性花)ということになります。

では、花はどこ? ガクアジサイだとわかりやすく、
4弁の大きな装飾花(中性花)の間に見える小さな玉の部分が花、両性花です。
花綴り 花綴り

庭の紫陽花は、垣根のすぐ裏に植えてあるためか、太陽の光を少しでも浴びようとしているかのように、2メートルを超える高さまで伸びて垣根の上から顔を出しています。けな気な感じです。咲き終わったら、すぐに手入れをしてあげようっと。

花綴り
B‐318 『雨上がり』
花綴り
N-50 『がくあじさい』(部分)
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デージー (2011年6月4日)
  花綴り  

小さな花の代表格デージー。
以前と比べると少なくなったように思いますが、
子供の頃はどこの御宅のお庭にも
必ずと言っても良いほど植えられていました。
デージーとは、
「day’s eye(デイズ アイ)=太陽の目」
から来ています。

 

花茎が次々と出るので花が途切れることなく、
それゆえに花期が長く楽しめます。
赤、白、ピンク・・・可愛い色合いばかりで、
いろいろな種類が植えられていると、
10センチ前後丈くらいの小さい花なのに
存在感が出てきます。
花自体は2〜3センチのものが最もポピュラーですが、
最近は少々花が大きめ(5〜6センチ)のものも出て来て、
改良が進んでいるのがわかります。

花綴り  
 

花綴り

 

この作品は、「小さな庭」シリーズの中の、
大きめの図案です。
沢山の花弁をサテンステッチできっちり刺すと、
美しい花形になります。
ここでは一番人気の赤のデージーです。

和名は「雛菊」。
名前通り優しくて可愛い花ですね。


B‐642 『小さな庭 T』

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月下美人 (2011年6月11日)
 

「昨夜咲いたから!」と大切に箱に入れて持って来て下さった方があって、ふたを開けると見事に花開いた月下美人でした。
この花は一夜花であり、夜の暗闇の中で開花して夜明けには萎れ始めると言われていますが、頂戴したお花はとてもとても元気でした。
闇夜が好きなお花であることをうっかり忘れて、せっかくだから皆に見て頂こうと、光に満ちた教室に飾りましたが、驚いたことに、その晩まで丸1日以上美しく咲き続けてくれました。
花好きの人ばかりが集まっていることを知っていて頑張ってくれたのかしらと愛しい気持ちになり、いつまでも目が放せないでおりました。

 

花綴り

 

花綴り

 

これは、夜の帳の中に美しく咲いた鉢植えをスケッチした作品です。
月下美人はサボテンの一種で、夜に白い大輪の花を咲かせ、大きく開いて行くに連れて甘い香りを強く芳しく漂わせて、夜に活動する虫などを引き寄せて受粉します。

闇夜に浮き立つ花を表現するために、土台の布をダークグレーに決めました。
「今夜、咲きそうなので、今から持って行きますね」と届けられた一抱えもある大きな鉢植え。
届けて下さった方と家族で、花開いて行く様子を見ながら楽しく一晩中語り過ごしたことをつい先日のことのように鮮明に思い出します。


N‐30 『月下美人』

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ホタルブクロ (2011年6月18日)
 

花綴り

 

子供が蛍を捕まえて下向きに咲いている
釣鐘状の花に入れて持ち帰ったことが
名前の由来とされています。
「蛍は上へ飛んで逃げようとするから花から出られないんだよ」と祖父が笑って話してくれましたが、
本当かどうか? 
でも、花の中にほんのりした光があったらと想像すると、夏の夕暮れの中ほんわりと白く見える花が
幻想的でしょう。

 

花が下向きなのは、雨露から花を守っているからで、
そういえば、梅雨の頃が一番綺麗に咲いていますね。
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、
庭や野山でピンクや淡い紫、白などの花を咲かせます。
英名は「カンパニュラ・パンクタータ」で、ホタルブクロ属で
小さな斑点があるという意味です。

  花綴り
 

花綴り

 

これは、1本の図案でありながら特徴が良く表されていて、お好きな方が多い作品です。
今までに頂いたご感想で嬉しかったのは、「毎年、初夏のお客様の時やお茶席に飾ると、必ず褒めて頂けて、刺繍のお話になるのですよ」と、「暑くなってくると生花はお手入れをマメにしてもなかなか長持ちしないけれど、刺繍のお花はお手入れなしで枯れないので重宝なの」というものです。

B‐410 『ほたるぶくろ』

 

こちらの作品は、「ほたるぶくろの原」
という6枚シリーズの1点。
小さいながらも山のお花の世界を切り取った
素敵な図案で、フウロとギボシとの組み合わせは、
シリーズの中で一番明るく可愛いと思っています。



           H‐20 『ほたるぶくろの原 Y』
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グラジオラス (2011年6月29日)
 

花綴り

 

陽射しの中、グラジオラスが咲いていると、
本格的な夏が来たという感じがします。
縦に並んで咲く花、しかも花色が鮮やかで、
人目を引きます。
春咲きのものは背が低くて花数が少ないのですが、夏咲きのものは1メートル以上の背丈となり
多くの花をつけますので、ますます華やかです。

 

グラジオラスは、ラテン語から来ていて「剣」という意味で、すっきりピンと伸びる
長い葉っぱに因んでいます。
日本では、唐菖蒲(とうしょうぶ)とか
阿蘭陀文目(おらんだあやめ)と呼ばれていました。江戸時代には観賞用として栽培されていた記録があります。

  花綴り
 

花綴り

 

ピンク、白、黄色、紫、赤などいろいろありますが、
私は断然オレンジのイメージです。
ですから、やはりこの色で刺してみました。
棚にチョンと置いて飾ると、元気になる気がします。

 


Q‐121 『グラジオラス』

 

こちらの作品は、イギリスの田舎のミルトン・アバスという村の古いわらぶき屋根の家の
スケッチから生まれたものです。
その前庭には、薔薇を初め、いろいろな花が植えられていましたが、中でもグラジオラスは存在感タップリ。
世の東西を問わず、グラジオラスは夏の花の代表選手なのですね。



         『ミルトン・アバスの家 T』
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