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花綴り 2月

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ハボタン(2011年2月4日)
 40年ほど前の初冬、小学生の頃、伯父から電話があって「これからハボタンを植えに行くから」
と言われて「ハボタンってな〜に?」と聞いたら「キャベツの親戚みたいなヤツ」・・・
しばらくして、伯父が車で色付いたキャベツのような株をたくさん運んで来ました。
伯父は一番大きな花壇には既にパンジーが植えられているのを見てかなりがっかりしたようですが、2つめのチューリップの球根を植えていた花壇に、球根の生育を邪魔しないように気をつけながら、キャベツの親戚のようなものを植えてくれました。それが、私が初めてハボタンを認識した時と記憶しています。
花壇に植えるのを手伝いながら「キャベツなの?」と聞くと笑いながら「親戚みたいなものだけど違う名前でね。葉牡丹って言うんだよ。キャベツよりずっと綺麗な色だろう。チューリップが咲くまで、冬の間、花みたいに楽しませてくれるからね」と教えてくれました。
  花綴り  
 

花綴り

年末に頂戴したお正月用のアレンジメントに、松、菊、千両、ガーベラと共にハボタンが入っていて、何となく花壇に咲くイメージが大きかったので、生けるというのが新鮮でした。2月に入っても元気にしていて驚きです。近年、お正月の床飾りを含む切花用の品種が出てきたのだそうです。
アブラナ科アブラナ属。数年前に枯れないので抜く機会を逸して植えっぱなしにしていたら、中央がニョキニョキ伸びてきて、菜の花そっくりのお花が咲きました。余談ですが、キャベツもチンゲンサイも同じような花が咲きます。

 

 

この作品は、刺繍用モヘア糸を使用して
ボタンホールステッチで刺しています。
冬の花壇にピッタリのヒダヒダ葉っぱの
ハボタンの様子が上手く表現できていると
自負しております。



         B−1014 『はぼたん』

花綴り

 
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アネモネ(2011年2月11日)
 

今回頂戴したお花は、春を代表する球根植物の1つ、キンポウゲ科でギザギザの切れ込み深い葉っぱが特徴のアネモネです。
アネモネはギリシャ語の風を意味するanemos(アネモス)から来ていて、海外では、「風の花」とか「小さな風のバラ」と呼ばれています。
ギリシャ神話や新約聖書、絵画にも 多く 題材として出てくる馴染み深いお花です。
和名は、「牡丹一華(ボタンイチゲ)」、「花一華(ハナイチゲ)」。

花綴り  

アネモネの花びらのように見えるところは、萼(がく)片で、一重、二重、三重、八重があり、
色は青、紫、赤、白、ピンクなどがあります。
アネモネにはオレンジが無いので似ていてオレンジ色のものは同じキンポウゲ科のラナンキュラス、
逆にラナンキュラスのようで青系だったらアネモネと、花に詳しい友人が教えてくれました。
この二つはよく似ているのでお聞きしたら、アネモネは花弁に見えるところが萼片なので萼がなく、
ラナンキュラスは花びらなので花びらを支える萼があるので、そこで見分けると教えて下さいました。

 

アネモネの図案は、どれも色が華やかで、
お教室で一度は刺してみたい作品トップ10に
入っています。

これは、1979年の銀座の展覧会の時に発表された図案で、以来、ずっと根強い人気です。
花束みたいで和室も洋室も選ばずに飾ることができます。


             N−19 『アネモネ』

花綴り  

 

花綴り

こちらは1989年に描かれた図案で、青味がかったグリーンの布を使用することで、なお一層、花が際立って見えます。
若い女性にファンが多いようです。


L−42 『アネモネ』

 

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シンビジューム(2011年2月18日)
 

お花がびっしりとついていて華やかなシンビジューム。
この鉢植えは1メートルの高さがあり、昨年末に玄関に届けられて以来、つぼみを順々に開き、お客様を迎えてくれています。
比較的扱い易いお花で、お水遣りも頻繁にしなくても良いし、豪華で長持ちなので、私の冬に欠かせないお花の一つになっています。
コサージュや切花などでも頻繁に使われていて、
お好きな方が多いのではないかと思います。
いろいろな色や大きさがあって楽しいですね。

花綴り  
  花綴り  

この作品は、植木良枝1980年に制作されたもので、
花とシューッと伸びた葉が良く特徴を捉えていて、
男性に人気があります。
お教室でも、ご主人様のリクエストで刺す方が多い
図案ナンバーワンです。


N−27 『シンビジューム T』


同じシンビジュームでも、こちらの2つは女性に人気です。ピンクの方は可愛らしく、
グリーンのものはスッキリ系で、大きさも飾りやすいです。
リップの形が上手く刺せると、ナチュラルな感じに仕上がります。
  花綴り
N−34 『シンビジューム U』
  花綴り
N−35 『シンビジューム V』

 英表記は「Cymbidium」でギリシャ語の船の形という意味で、リップの形に由来します。
シンビデューム、シンビジウム、シンビディウムなど、カタカナにするといろいろな表記があります。
長く飾れる作品として、シンビジュームはオススメです。

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マーガレット(2011年2月25日)
 

花綴り

 

清楚な感じで可愛らしく、
身近な花の一つであるマーガレット。
白い花びら(舌状花)に
黄色の花芯に見える筒状花が、
いかにも花らしくて、
子供でも描きやすいお花の代表選手ですね。

比較的扱いが簡単といわれているキク科なのに、繊細で温度管理などをしっかりしてあげないと
次の年に咲いてくれないので、露地栽培はむかないようです。
  いつどこでだったか思い出せませんが、子供の頃マーガレットがびっしり植えられていた場所に家族で行ったという記憶があります。でも今考えると、きっとその花たちはマーガレットではなく、そっくりだけれど耐寒性に優れているフランス菊だったのではないかと思います。お花だけで見分けるのは難しい気がします。
一重咲きが主流ですが、八重咲き、丁子咲きもあり、ブーケに使われることも多いお花です。
 

花綴り

  花綴り
 

マーガレットの額を展示すると、
皆様、いろいろな思い出があるようで、
作品の前で長々と花談義がなされます。
この作品は、グリーンの布地に一抱えの
マーガレットを描いた作品で、
白が映えて大勢の方に好まれています。
キク科全体に言えますが、
葉っぱの形が上手く刺せると、
生命力のある仕上がりになります。

B−646 『マーガレット』

白だけではなくピンクや黄色も可愛いですね。
ミニ額シリーズの「マーガレットのブーケ」「ピンクマーガレットのブーケ」は
初心者の方でも素敵に出来上がることから、年間を通して人気があります。
  花綴り
Q−65
『マーガレットのブーケ』
    花綴り
Q−65
『ピンクマーガレットのブーケ』
 
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ジンチョウゲ (2012年2月12日)
 

美しい和菓子のようなジンチョウゲ。
漢字では沈丁花で、香りのよい沈香
(伽羅)と丁子に似ていることから
名付けられました。
花びらのように見えるのが萼で、
花芯のように見えるのがお花です。
萼が集まって丸く固まって咲き、
あの可愛らしいボンボンのような形
になります。

  花綴り  
  花綴り  

萼が開くまでは濃い赤みの強いピンクですが、
開くと淡いピンクになり、その色の違いに
驚かされます。
香りもまた、開き加減と相まって、
どんどん強く芳しくなっていきます。
遠くまで香りが届くので、
千里香という別名もあります。
中国では、瑞香といい、
やはり香りの良い縁起木として
親しまれています。

 
 

ヨーロッパでは葉っぱの形が月桂樹に
似ていることからダフネと呼ばれます。
月桂樹とダフネのつながりは、
ギリシャ神話に出てくる女神ダフネが、
アポロンに追いかけられ、
逃げるために父に頼んで 自らの姿を
月桂樹に変えてもらったという話からです。
香りとも花の形とも関係なく名付けられた
というのがちょっと不思議ですね。      

 

花綴り

 
  花綴り   丸い花型も可愛いけれど、その木全体も、
自然に丸く整っていく健気な(?)
常緑樹です。
花、木、共に形良し、香り良し、
葉も光沢があって、美しい木と言えます。


B-303 『じんちょうげ』
 
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ボケ (2012年2月26日)
 

花綴り

 

梅に似ていて花びらが一回り大きく丸い感じに見えるボケ。
瓜のような実がなる木なので、漢字では
「木瓜」と書きます。
この字から「ボククワ」が訛ってボケと呼ばれるようになった説や、中国の「モッケ(モッカ)」が変化したという説もあります。

 
  中国から入ってきた「ボケ」と「マボケ」、日本に自生している「クサボケ」、それに園芸種も加わり、赤、ピンク、白、オレンジ、サーモンピンクの花が、一重や八重の単色咲き、1株に異なった色が混じり合う咲き分け、一つの花びらに色が混じり合う絞り咲き、太陽の光に当たることで白からピンクそして赤へと花色が変化する変化咲き… その多彩さもあり、国内外ともに愛されています。
果実は、カリンと同じように良い香りを放ち、果実酒やジャムに使われます。
 

花綴り

 
花綴り 
D-24 『ぼけ』

バラ科ボケ属の落葉低木。 かなり丈夫で、鉢植えでも地植えでも、
扱いが簡単で育てやすい木です。
ただ、小枝のようなトゲがある種類もあるので、植える場所によって選んで下さいね。

 
この作品は、同じ木なのに赤とピンクのお花が
咲く咲き分けの一重のボケを刺したものです。
お正月から春の終わりまで長く飾れるので
安定した人気で、プレゼントになさる方が
多いのも嬉しいです。
花がまだ少ない時期に、
明るい花色が好まれているようです。


                B-302 『ぼけ』
  花綴り  
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