花綴り

夏の木々

夏は色の濃い花々と、びっしり葉をつけた木々に囲まれます。
濃いグリーンの木々が木陰を提供してくれて、その下に入るとさわさわと葉が揺れる音と風で涼しく感じ、一息つけますね。

お部屋にもその感じを持ち込みたいと生まれた木々や葉っぱをモティーフとした作品があります。
その中でも人気の高いのが「ベロニカの木」と「オックスフォードの木」。そして、「セントラル・パークの青葉」シリーズ。

P-40 『ベロニカの木』

「ベロニカの木」の「ベロニカ」は木の種類ではなくて、イギリス人の友人の名前です。
この図案のモデルは、そのベロニカさんの住まいの前にある公園の大きな楓です。
木全体は太い撚りのかかった5番糸でざっくりと刺して風が通る雰囲気を表現します。
前のモティーフは、25番糸でしっかり存在感を出すように刺繍することで、
メリハリのある力強い作品が出来上がります。
作品から風や葉のさわさわした音が感じられたら大成功です。

B-911 『オックスフォードの木』

「オックスフォードの木」は、いろいろな糸を使用している珍しい作品です。
25番糸だけでなく、撚りの強い5番糸と一段と太い3番糸、刺繍用モヘア糸、マタルボン糸を使い、それぞれの糸の特性を利用して表現します。
中央手前のブッシュのグルングルンした感じが大好きな作品です。

J-38 『セントラル・パークの青葉 Ⅳ』

「セントラル・パークの青葉」シリーズからは、この1点。トゲトゲした特徴ある葉の形が気に入っています。時にはお花がない図案も新鮮で良いと思っています。

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