花綴り

トウモロコシ

どうしても外せない夏野菜であるトウモロコシ、世界中で栽培され、言わずと知れた世界三大穀物の一つで、子供から大人まで多くの方に愛されています。
茹でても焼いても揚げても美味しくて(最近は、生食用もあるようです)、ポップコーンなどのお菓子、コーンスターチや食用サラダオイル、家畜の餌から、注目のバイオエタノール等など、用途もいろいろ、万能選手です。

植物ですから、実がなるということは花が咲くということ、ではどんな花なのかと言いますと、こちらになります。
とうもろこし畑で撮らせて頂きました。
てっぺんが雄花で、 房状の糸が雌花で、実は頂上ではなくて茎の途中につきます。

1982年に文化出版局から刊行された、花刺繍シリーズ5「野菜・果物の花」に
とうもろこしの作品が掲載されています。

B-522 『とうもろこし』

この本が出た時、花を中心とした刺繍の中では珍しい図案だと思っていましたが、なるほど実もなっているけれども花も咲いているのだと感心したことを覚えています。
ちょっぴり風変わりな図案ということで、大ヒットはありませんけれども、目に留めた方は可愛い、面白いと、手掛けて下さいます。

日本には、ポルトガル人によって持ち込まれ、玉蜀黍(とうもろこし)と書きます。
他に、南蛮黍(なんばんきび)、唐黍(とうきび)という呼び名もあります。

一覧に戻る
© 2019 株式会社植木紅匠