清楚な感じで可愛らしく、 身近な花の一つであるマーガレット。 白い花びら(舌状花)に 黄色の花芯に見える筒状花が、 いかにも花らしくて、 子供でも描きやすいお花の代表選手ですね。
マーガレットの額を展示すると、 皆様、いろいろな思い出があるようで、 作品の前で長々と花談義がなされます。 この作品は、グリーンの布地に一抱えの マーガレットを描いた作品で、 白が映えて大勢の方に好まれています。 キク科全体に言えますが、 葉っぱの形が上手く刺せると、 生命力のある仕上がりになります。 B−646 『マーガレット』
お花がびっしりとついていて華やかなシンビジューム。 この鉢植えは1メートルの高さがあり、昨年末に玄関に届けられて以来、つぼみを順々に開き、お客様を迎えてくれています。 比較的扱い易いお花で、お水遣りも頻繁にしなくても良いし、豪華で長持ちなので、私の冬に欠かせないお花の一つになっています。 コサージュや切花などでも頻繁に使われていて、 お好きな方が多いのではないかと思います。 いろいろな色や大きさがあって楽しいですね。
この作品は、植木良枝1980年に制作されたもので、 花とシューッと伸びた葉が良く特徴を捉えていて、 男性に人気があります。 お教室でも、ご主人様のリクエストで刺す方が多い 図案ナンバーワンです。 N−27 『シンビジューム T』
英表記は「Cymbidium」でギリシャ語の船の形という意味で、リップの形に由来します。 シンビデューム、シンビジウム、シンビディウムなど、カタカナにするといろいろな表記があります。 長く飾れる作品として、シンビジュームはオススメです。
今回頂戴したお花は、春を代表する球根植物の1つ、キンポウゲ科でギザギザの切れ込み深い葉っぱが特徴のアネモネです。 アネモネはギリシャ語の風を意味するanemos(アネモス)から来ていて、海外では、「風の花」とか「小さな風のバラ」と呼ばれています。 ギリシャ神話や新約聖書、絵画にも 多く 題材として出てくる馴染み深いお花です。 和名は、「牡丹一華(ボタンイチゲ)」、「花一華(ハナイチゲ)」。
こちらは1989年に描かれた図案で、青味がかったグリーンの布を使用することで、なお一層、花が際立って見えます。 若い女性にファンが多いようです。 L−42 『アネモネ』
この作品は、刺繍用モヘア糸を使用して ボタンホールステッチで刺しています。 冬の花壇にピッタリのヒダヒダ葉っぱの ハボタンの様子が上手く表現できていると 自負しております。
B−1014 『はぼたん』
たくさんのポピーの花束を頂きました。 頂戴した時は固いつぼみでしたが、 花瓶に生けて明るい場所に飾ると、 数輪が2〜3時間で咲き始めました。 それから2週間経過しますが、 順番に咲いてお部屋を明るくしてくれます。 華奢なように見えますが、 なかなかどうしてとても元気で丈夫です。
けし、ひなげし、おにげしなどを総称して ポピーとしていて、他に虞美人草という 別名もあります。 怪しい薬ができるものとは違いますので、 安心して色とりどりのポピーを飾ってみて 下さいね。 B−652 『罌粟づくし』
花屋さんではよく見かけるカラーですが、 実際に植えられているのを初めて見たのは 10年ほど前の夏でした。 遠くから見つけた時、 「水芭蕉の茎ってこんなに長くないよね、 えっ、これってカラー!?」 植物ですから、地面に生えていて当然なのですが、 水辺に咲いていて、少々驚いた記憶があります。 本来は湿地を好む花のようですが、 最近は畑地性の種類も多く出回っていて、 鉢植えなども可愛いですね。
カラーの特徴は、真っ直ぐに伸びる茎と、 花のように見える葉が変化した苞で、 お花は苞に包まれた芯のようなところ(肉穂花序)です。 サトイモ科で、和名は「オランダカイウ」。
白が映えるグリーンの布地を使用し、 ホワイトカラーとキンセンカ、カスミソウを 壺に生けたこの図案は、 大胆でカッコいい作品だと思います。 出来上がりが比較的大きいサイズなので、 25番糸を6本どりで刺すのがお薦めです。
N−4 『茶色の壺』
枝の時は、咲くのかしらと心配になるほど硬そうな茶色い つぼみですが、大きな壺に生けると驚くほど水を吸い上げ、 日に日に膨らんでいきます。 ある程度膨らむと、一つのつぼみが3つに割れてきて、 それぞれの頭にピンク色が見えてきます。 ピンク色が見えてくると咲くまで後ちょっと。 花茎が十分伸びてくると先に花が開きます。
かなり花が咲くと、新しい芽を出してきます。 葉っぱも出てきます。 伐られて箱詰めされて 車に乗って運ばれてきたにもかかわらず、 元気に咲いて葉っぱも出てくる・・・ その生命力に感動します。 『啓翁桜 U』
生ける花瓶や壷は、クリスタルのように 光を通すものではなく、 光を通さない土物が良いと思います。 そうすると、枝の根元を暗くしておくと、 小さなひげのような根っこが生えてきます。 そうすれば挿し木もできます。 今年は、頑張ってみようと思っています。 『啓翁桜 W』
新しい年を迎える時に飾る緑の葉と紅い実。
緑はなんと言っても「松」が代表格ですね。 冬の間も緑の葉を茂らせ、瑞祥の木として 古来より大切にされています。
紅い実は、南天、千両、万両が良く使われます。 南天は、難を転ずるにかけておめでたい吉祥の木として、また魔除け厄除けの縁起ものとして愛されています。 ただ、お茶席には向かないのでご注意下さいね。
千両はセンリョウ科、 万両、百両(カラタチバナ)、 十両(ヤブコウジ)はヤブコウジ科で、 一両(アリドオシ)はアカネ科。