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花綴り(バックナンバー) 2010年5月〜6月号

花綴り2010 7〜8月号
花綴り2010 9〜10月号
花綴り2010 11〜12月号
花綴り2011 1〜2月号
花綴り2011 3〜4月号
花綴り2011 5〜6月号
花綴り2011 7〜8月号
花綴り2011 9〜10月号
花綴り2011 11〜12月号
花綴り2012 1〜4月号

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紫陽花 (2010年6月25日)

梅雨の頃に咲いて楽しませてくれる紫陽花。
咲き始めると、こんなに多くの場所に植えられていたのね・・・と驚くほど、
いろいろな所で目を引きます。雨に濡れていても、晴れ間でも美しく咲いていますね。
手まり型のものの総称が「紫陽花」で、
それ以外のものが「ガクアジサイ(ヤマアジサイ)」と区別されることが多いようです。

   土壌が酸性だと青味が強くなり、
   アルカリ性だと赤味が強くなると
   言われていますが、
   もともとの色に因るとか、
   肥料などでも左右される
   という説もあります。
   その色の変化から、七変化と呼ばれ、
   花言葉が「移り気」とか
   「心変わり」とか付けられて、
   ちょっとかわいそう。

花綴り
紫陽花の花、花びらと考えがちな4弁の部分はガクで、装飾花(中性花)というものです。
手まり型の紫陽花は、全部が装飾花(中性花)ということになります。

では、花はどこ? ガクアジサイだとわかりやすく、
4弁の大きな装飾花(中性花)の間に見える小さな玉の部分が花、両性花です。
花綴り 花綴り

庭の紫陽花は、垣根のすぐ裏に植えてあるためか、太陽の光を少しでも浴びようとしているかのように、2メートルを超える高さまで伸びて垣根の上から顔を出しています。けな気な感じです。咲き終わったら、すぐに手入れをしてあげようっと。

花綴り
B‐318 『雨上がり』
花綴り
N-50 『がくあじさい』(部分)

菖蒲 (2010年6月18日)

10年前に植木やさんが菖蒲を
庭から大きな鉢に植え替えてくれて、
根元をしっかりとコケで被ってくれたおかげで、
ほとんど手入れをしたことがないのにもかかわらず、
毎年、元気に葉が出て来ます。
今年は花を付けました。
良く見ると、他にもつぼみがついていて嬉しくなりました。

花綴り

菖蒲と書くと日本的に、アイリスと書くと西洋的に思いますが、
アヤメ科アヤメ属の総称が「アイリス」だそうです。
「アヤメ」「ハナショウブ」「カキツバタ」「ジャーマンアイリス」・・・お好きな方が多いと思います。
花弁の網目模様を「あやめ」と呼んだことから称されるようになったと言われています。
カキツバタは、この花の汁を衣に塗りつけて染めていたので
「カキツケバナ」と呼ばれていたのが「カキツバタ」に変化したらしいです。

花綴り
季節のギャラリー より
『姫菖蒲(ひめあやめ)』(部分)
花綴り
完成額作品 より
『あやめ』

花綴り
ミニ額キット より
『かきつばた』


「いずれ 菖蒲(あやめ)か 杜若(かきつばた)」似ていて本当にわかりにくいですね。
見分ける方法は・・・
水の中に咲いていて、花弁が細い棒状のが「ショウブ」(「ショウブ」はなぜかサトイモ科!)
(以下はみんなアヤメ科アヤメ属。)
水の中に咲いていて、花弁の根元にV字の模様がハッキリしているのが「カキツバタ」
水に近い陸地に生えていて、花弁の根元にV字があるものが「ハナショウブ」
水捌けの良い陸地に生えて網目模様があるのが「アヤメ」
陸地に生えて花弁の根元にヒゲがあって葉っぱが幅広くて厚いのが「ジャーマンアイリス」

個人的には、違いがはっきりわからなくても、
5月から6月にかけて紫色の花々が咲き誇るのが大好きです。


しゃくやく (2010年6月11日)

しゃくやくの花束を頂いた時、とても硬そうなつぼみでした。
花瓶に生けると、一晩で驚くほど水が減っていました。
これなら元気に咲いてくれそう・・・

花綴り
期待通りに、次の日に一輪、その次の日には朝から次々に開いてきました。
なんてゴージャスなんでしょう! そして、甘い香りがまた楽しませてくれます。



「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
しゃくやくは花茎が真っ直ぐに伸びるので、
すっきりした立ち姿で美しい女性の形容に使われ、
日本で古来より親しまれています。

つぼみは、徐々に外側から開いていって、
大きく開いた後、
中央の花弁が盛り上がったように伸びてきて、
更に大きく誇らしげに咲きます。
根っこは、生薬としても使われます。


                     B-816 『しゃくやく』

花綴り
《おまけ》
タイトルとは違うのですが、左下は4月に撮影した庭の梅の実。
そして右下は同じ木の実を本日撮影したもの。
今年はたくさんの実がなっているので、梅雨に入る前に収穫しなくては・・・です。
花綴り 花綴り

どくだみ (2010年6月4日)

花綴り

どくだみというと、どうしても独特のにおいが気になってしまいますね。
薬草として使われるからか、このにおいを苦手とする方も多いようです。
自宅の庭に、垣根の根元に、片っ端から抜いても抜いても生えてくるどくだみ。
本当に力強い植物なのだと思います。抜く時は、やはりゴムの手袋は必需品。
うっかり素手で触ると、一日中そのにおいと供に過ごすことになります。

身近にありながら、飾ることのないこの花を、刺繍してみたらどうだろうか?
1987年に発刊された「夏の花」という本に掲載したところ、思いがけず大反響を頂きました。

におい故に敬遠されていたこの白い花が、とても可愛いと証明(?)された訳ですね。
刺繍のどくだみは香りがありませんので、どこにでも飾れますね。

花綴り
B-903 どくだみ
花綴り
Q-16 どくだみ

モチノキ (2010年5月28日)

裏庭にモチノキがあります。
とても成長が早くて、今年もどんどん若い芽を育んでいます。
この春の間に伸びたところは、きっぱりと美しい鮮やかなグリーン色をしています(写真:左下)。
よく見ると、実がなっていますね(写真:右下)。
花の時は気が付かず・・・・・残念なことをしました。

花綴り
 写真の上半分がこの春に伸びた部分。
  鮮やかな緑色をしています。
 下半分は濃い緑色をしています。
 色が異なるのは光の影響ではありません。

花綴り
    実がなっている部分を拡大しました。
    たくさんの実がなっていますね。
10年前まで、表庭にはクロガネモチがあって、
その実は今のモチノキよりは小さかったのですが、たくさんの実がなっていました。
それを伐ることになった際、植木屋さんと新たに何を植栽するかを相談していたら、
一番のご年配の方から「地味だけどモチノキを1本植えたらどうだろうか」と提案されました。

祖父から「庭にモチノキを植えるとお金持ちになる=カネモチノキ」と聞いていたことを思い出し、
その植木屋さんに伺ってみると、同じ理由で薦めて下さった、とのこと。
あやかりたいと植えたのですが・・・・・??

モチノキというネーミングの由来ですが、本当のところは
昔、樹皮などから鳥もちを作ったことから付けられたと言われています。

躑躅(つつじ) (2010年5月21日)
早春に咲くミツバツツジから始まり遅咲きのさつきまで、かなり長い期間にわたり、
いろいろな種類の躑躅が順番に咲いて私達を楽しませてくれます。

躑躅には常緑のものと落葉のものがあり、
ミツバツツジは葉が出る前に咲きます。
これが咲き始めると、桜と同様に、
春が来たなぁ、と思いウキウキします。
花綴り
『みつばつつじ』

花綴り 花綴り
レンゲツツジは、つぼみがれんげの花に
似ている事から名付けられたとのこと。
大きめの花をつけて艶やかですよね。
 キリシマツツジは、花が小さくて
 一重咲で可愛らしいのですが、
 ハッキリした色のものが多くて
 たくさん咲き揃うととても力強く変身して
 華やかな印象になります。


さつきは躑躅のシーズン最終章で咲く園芸品種。江戸時代から、
他の躑躅より遅い皐月の頃に咲くということで、区別されるようになったらしいです。


花綴り これは『彩色(さいしょく)』という題名が付けられた作品です。図案を描く時に、自宅にあった躑躅から1種類を選ぶことができず、3つの躑躅を組み合わせた作品になりました。

左の2つはキリシマ、 右がレンゲです。

刺繍で、躑躅のロート形を表現するのにはちょっとしたテクニックが必要。
小さなキリシマツツジから始めてレンゲツツジで完成させると、上手に咲かせることができるはず。
トライしてみませんか?

ビオラ (2010年5月14日)

花綴り



私は単純に、大きさの違いで、
大きいのがパンジー、小さいのがビオラだと
信じていました。
花屋さんに伺ったら、パンジーは1年草で、
ビオラは多年草とのこと。
でも最近は交配が進んで、明確な違いが無くなってきているとも言われています。

花弁が小さくて株でまとまって咲いているのが
ビオラだと考えるのでも良いらしいです。

どちらもスミレ科スミレ属。

花綴り

パンジー (2010年5月7日)

冬から春を色とりどりの花弁で楽しませてくれる
パンジー。
日本では、三色すみれ、遊蝶草、
イギリスでは、「heartsease(心のやすらぎ)」
という素敵な愛称で親しまれています。
「heartsease(心のやすらぎ)」は、主に野生の三色すみれを指すそうで、改良したのが「pansy(パンジー)」で、
フランス語のpensee(パンセ)から来ています。

植木良枝刺繍教室では、カリキュラムの最初の作品が
「パンジーの丸額」です。
どなたにでも親しんで頂けることと、花期が長いので
飾りやすいというのが理由。
もう1つは、植木良枝が最初にオリジナル図案を描いたのがこの花で、そこから「花の刺繍画」が始まったということで、その原点を大切にしたいから。

花綴り